異汗性湿疹を漢方で治す

異汗性湿疹の一般的な治療

 

異汗性湿疹の症状を抑えるために、皮膚科などで一般的に処方されているのが、ステロイドと尿素成分の入っている保湿クリームです。実際には、ステロイドは異汗性湿疹の症状が重い場合にのみに使用されることが多く、症状が軽減してきた場合には、クリームによる保湿を行うことで症状を抑えるようにしているようです。

 

また、塩化アルミニウム溶液を使用した密封治療法も効果があるようです。塩化アルミニウムには制汗効果があるため、それを利用することで発汗量を抑えることができるという訳です。この方法を使用している病院は、まだそれほど多くはないようですが、データ的にはかなりの高確率で異汗性湿疹の症状を改善することが出来るようです。

 

この他の方法や対策としては、異汗性湿疹の症状が現れ始めたら、できるだけ水仕事をひかえるようにしたり、患部をむやみに掻き壊して無理やり皮をむかないようにすることなどもあります。

 

また、緊張や驚きなどの精神的に負担となること、すなわちストレスによって手のひらや足の裏は汗をかきやすくなります。このストレスを減らすことも異汗性湿疹の症状を改善するためには効果的です。実際にストレスを減らすということは難しいとは思いますが、普段から気分転換を心がけるようにし、常に穏やかに過ごせるように工夫することが大切です。